ささえる

高崎市東貝沢町 イメージコンサルタントと見つける”あなただけの暮らし方”

女性起業家として昨年『マキセンス株式会社』を立ち上げた、イメージコンサルタントの三木さんを取材。個人・法人向けに“外見のブランディング”を手掛けている彼女へ、理想の暮らしの在り方を聞いてみよう。

2019.10.19

まちのちから

高崎市と女性活躍

近年、まちづくりにおいて性別や年齢の違いなく活動・活躍できるまちの在り方が求められている。全国的にみても男女共同参画社会や幅広い世代が活躍できる社会づくりは進められており、高崎市でも「子育て」「介護」「就労」「教育」といった様々な観点から取り組みがなされている。

しかしながら、男女差を解消するための“まちづくり”はまだまだ実現されているとはいいがたい。高崎市で2016年に行われた意識調査では「家庭生活で男女の地位が平等となっていると思う人の割合」は33%、「職場で男女の地位が平等となっていると思う人の割合」は18%(『高崎市第4次男女共同参画計画』より)。このまちで暮らす誰もが、幸せで活力あふれる暮らしを実現するために――今、このまちでできることを考えてみたい。

『マキセンス株式会社』

今回取材に応じてくれたのは女性起業家として昨年『マキセンス株式会社』を立ち上げた、イメージコンサルタントの三木真紀(みつぎまき)さん。今年東貝沢町にオープンしたサロンにて個人向けの『パーソナルカラー診断』や『骨格診断』、法人向けの“外見のブランディング”などを手掛けている。

「ファッションやメイクから、女性が笑顔で輝く人生を送るお手伝いがしたい」と話す三木さんの、理想のまちはどのようなものだろうか。“笑顔の輪がつながるまち”で生き生きと暮らす未来を想像しながら、お話をきいてみるとしよう。

美容室を予約するとき、ジムに行くとき、趣味の時間をたっぷり楽しむとき……なんだか『自分を大事にできてるなー』と思いませんか?

なかなか向き合えない”自分”との向き合い方を教わりつつ、”まち”につながるお話をご紹介いたします!

イメージコンサルタント

生き方を考える

静かな住宅街とおしゃれな専門店が並ぶ高崎市東貝沢町。昨年4月に起業した三木さんのサロンは、開店から半年で老若男女問わず多くの方が訪れているという。イメージコンサルタントの仕事と三木さんの出会いはどのようなものだったのだろうか、コンサルタントとしての歩みを伺った。

「私がイメージコンサルタントのお仕事を始めようと思ったきっかけは……“自分らしく生きる・働く”ことを考えた時でした。もともとファッションやメイクの分野に興味はあったのですが、前職は全く関係のない仕事だったんです。『女性としての人生を充実させたい』『後悔なく挑戦したい』という想いもあり、イメージコンサルタントの資格を取ることを決めました」

「『この仕事を、自分の一生の仕事にするんだ』と決めてはじめたんです」と笑って振り返る三木さん。平日の会社勤めと並行して、都内でイメージコンサルタントとしての基礎的な知識や技術を身に着けたという。現在も高崎のサロンを拠点として活動を続けながら、銀座でのイベントやセミナー講師も担当している。

「あまり馴染みがない仕事ですが、出身地・群馬県で活動を広めたいという想いがあり、高崎にサロンをオープンしました。いらっしゃるお客様も『女性として素敵でいたい』『充実した人生を送りたい』という想いをお持ちの方が多いですね。事業を通じて“なりたい自分”に変わるためのお手伝いができればと考えています。」

「それから、男性も興味を持って下さる方は多いです。経営職や管理職、営業職の方がビジネス上の“外見のブランディング”をご依頼されることもありますし、プライベートの相談も多いです。普段はお仕事でスーツを着る男性の方が、お休みの日に何を着るか悩むのかもしれませんね。客観的な分析を通じて、内面的な魅力を外見からも伝えていく。メッセージ性をもって発信していくことをお手伝いしています」

自らの“生き方”を見つめなおしたことをきっかけに、イメージコンサルタントとして“生き方”を魅せていく仕事を選んだ三木さん。群馬の女性のみならず、このまちで輝く生き方をしたい人たちの心強い味方として活動を続けている。

 

コンサルティングの目指す先

続いて三木さんのコンサルティング内容について、『パーソナルカラー診断』を中心に説明していただこう。

「イメージコンサルタントというのは、外見にまつわることを分析・アドバイスする仕事です。特に私は、ファッションやメイクを使って女性の輝く笑顔や、生き方を充実させることを目指しています。コンサルティングをすることで、ご自身の内面と外見のギャップを埋めたり、内面的な魅力を外見から伝えたりすることができます。自分自身も心地よく、自信を持って安心して過ごすことができる――そんな生き方をサポートする仕事をしたいと思っています」

「実際の診断では、体の特徴(魅力)に似合うことを基準に色や素材、服やアイテムの取り入れ方をアドバイスしています。ご自身の目の色や髪の色など、もとからお持ちの魅力を客観的に分析して“魅力の活かし方”をお伝えするようなイメージです」

「『パーソナルカラー診断』では『春夏秋冬』の4タイプに分けて、似合う色味の傾向をお伝えします。春はお花畑をイメージさせる明るくて鮮やかな色味 / 夏は初夏のアジサイのような涼しそうで透明感ある色味 / 秋は自然界の中にある、シックでリッチな色味 / 冬は鮮やかな原色、イルミネーションのようなビビッドな色味。好きな色と似合う色が違うという方は多いですが、身に着けてみると似合う色の方がご自身の印象が良くなるのは一目見てわかりますよ。顔色・血色がよくなって、肌を健康的に美しく見せてくれる色がパーソナルカラーです。良い印象を相手に与えるためのファッションを知ることに繋がっていきます」

近年、『パーソナルカラー診断』や『骨格診断』などは若い世代を中心に流行している。三木さんは「“診断を受けること”を目的にせず、診断後“どう暮らしに取り入れていくか”を考えてほしい」と語ってくれた。自分に自信を持つため、自己表現のためのツールとしての“診断”。自分自身と向き合う貴重な機会として、活用したい。

 

「流行ばかりを追いかけたり、『自分には魅力がないから』とないものねだりをしたり……疲れちゃいますよね」と三木さん。パーソナルカラーという”自分”を知るきっかけは、ブレない軸を与えてくれるものでもあるんですね

わたしらしく、あなたらしく

変わる暮らし

自分自身の外見イメージをコントロールすることで、理想の生き方を歩む。三木さんの仕事はそうした“なりたい自分”を支えることに焦点が当てられている。中でも「女性」への支援は三木さんにとって重要な意味があるようだ。仕事を始めるもう一つのきっかけとなった想いについて、語っていただいた。

「サロンにお越しいただくお客様は10代から60代まで幅広く、中には親子で診断を受けられる方もいらっしゃいます。やはり女性はライフスタイル――結婚・出産・育児・復職など――の頻度や変化が激しく、自分を顧みて『今のままでいいのかな』と思う機会が多いのではないでしょうか」

実は……と話をしてくれたのは、三木さん自身の経験談。「女性としての人生を充実させたい」と語ってくれた背景に、ファッションやメイクから遠ざかった頃の彼女がいたというのだ。

「私が30代くらいの頃……おしゃれが楽しくなくなってしまった時期があったんですね。年齢を重ねるにつれて、それまで着ていた服に違和感がでてきて。気分も弾まずなんとなく行動範囲が狭くなったり、消極的な気持ちになったり。ファッションやメイクは外見に身に着けるものではあるんですけれども、内面(気持ち)への影響がすごく大きいんですね。1日1日の積み重ねこそが人生ですので、私はファッションやメイクを工夫することで『人生を大事にしたい』と思うようになりました」

「だからこそ、お伝えしたいのは『年齢を重ねた女性ほど、パーソナルカラー診断や骨格診断を受けてほしい』ということです。(年をとって)おしゃれやメイクをあきらめてしまう人も多いんですが、パーソナルカラーは年齢を重ねた女性ほど効果を発揮してくれます。10代20代は自分が確立しきっていない、ある意味個性のない時期です。大人になって『魅力が際立ってくる、個性がしっかり出てくる』からこそ、“似合わない色や服”がわかってくるんですよ」

読者の中には、三木さんと同じ経験をしておしゃれを諦めた人もいるのではないだろうか。「若い人の色は似合わないから、無難な色にしよう」「年を取ったら、おしゃれは楽しめない」……そんなことを考えたことはないだろうか。

三木さんは「魅力や特徴をふまえた、その方らしい“大人のおしゃれ”を楽しんでほしい」とコメントを残してくれた。『パーソナルカラー診断』や『骨格診断』の目的は“その人らしく、健康的に美しく見せる”こと。心身ともに成長した大人だから楽しめるおしゃれは、あなたらしい在り方を後押ししてくれるだろう。

 

変わるまち

サロンのまどから見える、高崎のまち。最後に三木さんが話をしてくれたのは、このまちでの思い出だ。子供時代、高崎駅前にあるデパートでのワンシーンが、今も彼女の原点となっている。

「子供のころからファッションが好きで、よく母に高崎のデパートへ連れて行ってもらった記憶があります。高島屋やスズランは“非日常”な空間のようで、色んなお洋服が並んでいて、女性のお客様が楽しそうな笑顔で過ごされている雰囲気や空気がとても好きでした」

「ファッションやメイクを通じて、女性が自信を持つというのはすごく大事なことだと思います。日々の生活を一人一人の女性が自信をもって笑顔で過ごすことは、周りの人の幸せ・笑顔にも繋がっていきますから。群馬の女性はエネルギッシュな方や魅力的な方が多い反面、それを上手に表現できずに悩んでいる人も多いんです。『女性として素敵でいたい、輝きたい』という想いを、大事にしてほしい。家族や仕事のために自分自身を後回しにしてしまいがちな女性の笑顔を増やしていくことで、家庭・職場・社会の発展につなげていきたいと思っています」

「女性としての人生を楽しむことを、もっと欲張っていいと思うんです」と三木さん。はつらつとした笑顔の彼女を見ていると、“みんなが笑顔になれるまち”のビジョンが浮かんでくる。幼いころ、デパートで三木さんが見た笑顔で暮らしを楽しむ女性の姿は、これからのまちに必要な輝きだ。

「レッスンにいらっしゃる方は皆、自分自身を変えたいという想い――成長したいという気持ちをお持ちです。その想いを閉じ込めることなく、レッスンを通じてなりたい自分を見つけたり、自分自身を大事にすることができれば笑顔の輪は広がっていきます。一つ、手軽な方法をお伝えしましょう。忙しくても化粧水やクリームを使った“スキンケア”をする女性は多いかと思いますが、そのスキンケアをいつもより1分長めにしてみてください。化粧水をつける量が増えたり、手の動きが丁寧になったり……自分の手で肌に触れることで、体調の変化に気づいたりできますよね。自分と見つめあう時間、大事にする時間をとってみましょう。時間をかければ、必ず肌は応えてくれますから」

真の強さと美しさを教えてくれる三木さんの言葉。一人一人の魅力を活かしたコンサルティングは、変わりゆく時代・まちの中で、変わらないあなたの魅力を発見してくれる。

このまちには、暮らす人の数だけ魅力がある。あなただけの魅力を、あなただけの暮らしを見つけて楽しんでみよう。

マキセンス株式会社

〒370-0041 群馬県高崎市東貝沢町2丁目33番地8
brio CINQUE号室

TEL:027-381-6690
(受付:10時~19時 定休日:火曜日)

FAX:027-381-6691

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この記事に関連するメンバー

西 涼子

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群馬県でフリーのライターをしている西(編集長)です!
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