つたえる

【前編】高崎市綿貫町 “高崎暮らし”を楽しむ妖精が語る、自分らしく生きること

高崎市綿貫町の『群馬の森』で暮らす、“高崎暮らし”を楽しむスペシャリスト・おたふくまぽくぽくさんにインタビュー。妖精の目線からみたこのまちの魅力とは何だろうか? ぽくぽくさんと一緒にまちの良さを再発見しながら、愛すべき日常を感じてみよう。

2019.04.26

高崎で暮らす

取材先を求めて、編集長は『群馬の森』奥地へ向かった――遊び心あふれる高崎市民の、まごうことなき高崎愛をお楽しみに!

暮らしを楽しむ

自分らしく暮らせるまち高崎市。このまちに暮らす者は皆、自由な心をもっている。それは、勇壮な山々と身近に溢れる自然が与えてくれたものかもしれないし、活気あふれるまちなかや、ほっと心が温まるそれぞれの地域が育んでくれたものかもしれない。

どんな“あなた”であっても受け入れてくれる場所がある高崎のまち。あなたのお気に入りの“このまちでの暮らし方”は、どんなものだろうか?

今回の取材をお願いしたのは、くまの妖精である「おたふくま ぽくぽくさん」です。

おたふくま ぽくぽくさん

今回は“高崎暮らし”を楽しむスペシャリストを訪ねて、高崎市綿貫町の『群馬の森』を訪れた。歩くと昼間でも薄暗いほどに木々が生い茂り、下草の湿気と土のつんとした匂いを感じる。広い敷地に落ちたどんぐりを辿りながら、小さな木の小屋『どんぐりハウス』へとやってきた。

こんにちは。 くまのようせい おたふくま ぽくぽくです。

きょう は よろぽく おねがい します。 ゆっくり して いってね。 ぽくり。

たんぽぽ こーひー  と どんぐりくっきー どうぞ。

どんぐりくっきー は いまさっき やいた ばっかり だよ。

かくしあじは ここなつみるく だよ。いいにおいでしょ。

可愛い挨拶と共にインタビューに応じてくれたのは、この森で暮らすくまの妖精「おたふくま ぽくぽく」さん。Twitterを中心としたSNSでの発信やグッズ販売を通じ、高崎市を舞台にした日常――“森暮らし”と“まち暮らし”の魅力を発信している。

ぽくぽく は どんぐりはうす に すんでいるよ。

そのとき の きぶん で おうち  を いどうさせて いろんな とこに すんできたよ。

さいきん は ぐんまのも り が きにいって のんびり ゆかい に くらしているよ。

日々の楽しかったことや考えたことを発信する“高崎で暮らす妖精”のぽくぽくさん。私たちとは違った目線が捉えた“高崎暮らし”の魅力とは何だろうか。ぽくぽくさんと一緒にまちの良さを再発見しながら、愛すべき日常を感じてみるとしよう。

さて、今回は市民大好き『群馬の森』在住のぽくぽくさんにお話を聞くことができました!『高崎で暮らす』もおかげさまで多くの高崎市民の方に登場いただいておりますが、妖精をされている方は初めてですねぇ……さて、頭に浮かんだハテナマークはそのままに、ゆるりとまち探検をしてみましょう!

暮らしを語る

市民であれば一度は訪れたことのある『群馬の森』 思ったより“森”って感じでビックリするんですよね。

群馬の森と妖精さん

高崎市綿貫町に広がる自然、『群馬の森』。明治100年記念事業の際「平野部の貴重な樹林地の活用」を目的につくられた、県立の都市公園だ。敷地内には『群馬県立近代美術館』や『群馬県立歴史博物館』などの施設があり、芝生の生える広場や鬱蒼と茂った森、多くの生き物が暮らす水辺などに親しむことができる。休日平日問わず市民の“憩いの場”となっており、山間部とは違った高崎の自然を満喫できる場所である。

ぐんまのもり は  とっても いごこち が いいよ。 おいしい どんぐり も いっぱい あるよ。

と自らの住まう地域を紹介してくれるぽくぽくさん。今回は「ひらがな の かたち が とくに すき」と話すぽくぽくさんに合わせて、“自由気ままなインタビュー”形式でお送りしよう。

身振り手振りを交えながら高崎の魅力を伝えてくれるぽくぽくさん。一緒にいるケセランパセランさんは……なぜかカメラに映らず。

こんにちは、ぽくぽくさん。『高崎で暮らす』にようこそ!

“おたふく”のほっぺが特徴的なクマ……いえ、妖精さんとお聞きしていますが……?

うまれつき ほっぺた おたふく の くま の ようせい おたふくま ぽくぽく です。

だいぶ まえ から ぐんまのもり に すんでるよ。

いま へんしゅうちょ の あたま の うえ に いる ふわふわ で ちっこい けせらんぱさらんさん と いっしょ に すんでるよ。

あれ!いつのまに頭の上に……!

生き物の多い『群馬の森』在住とのこと、出身地も高崎市なんでしょうか?

まえ は ずーーっと とおく の もっと ふかい ふかいもり に すんでいたよ。

もっと さむい ところ だったけど あの ばしょ も たのしかった。

かぜのたより で ぐんまのもり のことを おしえて もらって あそびにきてみたら

とっても よいもり で しっくり きたの。

きがる な きもち で すみはじめたら あっというまに 10ねんいじょう たっちゃったよ。

ほんと に ひょんな きっかけだったよ。

高崎歴10年以上!?

若く(?)見えますが、年齢はおいくつなんでしょう?

どんぐりくっきー まだまだ たくさん あるから もっと たべてね。

ぽくぽく も いっぱい たべちゃうよ ぱくぱく。 おいしいね。

あ、いただきます……(どんぐりクッキーは、サクサクでコク旨でした)

ぽくぽく は へんしゅうちょ の おばあちゃん より も ずっとずっと としうえ だよ。 えっへん。

ようせいさん だから ながいき だよ。

高崎が気に入って暮らしていると話す、温かで不思議なぽくぽくさんのトーク。10年以上前から続けているSNSでも独特な“センス” や“リズム”に惹かれる人が多く、TwitterInstagramのフォロワーは合わせて5500人以上いるという。愛らしいイラストと「ひらがな」の投稿は国内外多くのファンの心をつかみ、メッセージがやり取りされる交流の場を生み出している。

ぽくぽくさんのSNSの様子。アーティスティックなイラストレー ションにゆるい文章がささります!

ぽくぽくさんのイラストや写真素敵ですもんね。「いいね」したくなっちゃいます。

お洒落がすきで、お気に入りは「手編みのセーター」と伺っておりますが……?

おともだち の あこっとさん が けいと で あんでくれているんだよ。

せーたー は ぽくぽく の すきなもちーふ を あんでくれるんだよ。

みみ に かぶる みみぼうし も おしゃれ でしょ。

たくさん もっているよ。もりのふぁっしょんりーだー だからね。 えへへ。

ぽくぽく は えいが おんがく ふぁっしょん も だいすき。

まち の わかい かるちゃー や うつりかわる ぶんか にも きょうみ が あって

ひんぱん  に まちなか にも あそび にいくよ。 おいしい おさけ も のむよ。 ふふふ。

まちの文化やカルチャーを楽しみながら過ごすぽくぽくさん。自由気ままな妖精は、高崎市から県外そして国外へ“暮らし方”を発信しているようだ。またとない“妖精”へのインタビュー、高崎の“森暮らし”と“まち暮らし”の魅力について聞いてみたい。

趣味を語りだすと止まらない派なのかもしれません。
(普段は音楽を聴きながら踊っているのかな……)と、インタビューと共に軽快なステップを踏むぽくぽくさんを見ていた編集長なのでした。

さいきん は いらん の えいがかんとく あっばす・きあろすたみかんとく の ぶるーれいぼっくす を げっと したよ。じぐざぐ3ぶさく は なんかい も みちゃうね。おんがく は びびお って いんぐらんど の みゅーじしゃん の しんきょく が さいこう だったよ。とりさん も うたっていて かわいいきょく だよ。もり で きく のにぴったり だよ。この きょく も しゅうろく されている あたらしい あるばむ は『りぼん ず』っていうんだけど もう なんかい も きいているよ。へんしゅうちょ も きいてみてね。もり で すきっぷ したくなるよ。ふーんふーんふふーん。てろてろてろーん。しゃららーん。

……妖精のイメージにとらわれない、広い趣味をもつぽくぽくさん。音楽や映画の話もフカボリしたかったのですが、今回はここまで。

前後編に分けてお送りするインタビュー、次回は「森の暮らしと街の暮らし」、「高崎の色んな楽しみ方」について聞いてみます!

おたふくま ぽくぽく

ぐんまのもり に すんでいる おたふくま ぽくぽく
i am bear “Otafukuma Pokupoku” has fluffy puffy chubby cheeks.

※ ぽくぽくさん Twitter / https://twitter.com/otafukuma
※ぽくぽくさん Instagram /  https://instagram.com/otafukuma

おまけ1

『群馬県立近代美術館』にもよく行くと話すぽくぽくさん。なんと今回、取材中に素敵な偶然がありました~!

ぽくぽくさんとパディントンさん

アートが大好きなぽくぽくさんおすすめの場所『群馬県立近代美術館』にやってきましたよ。

季節によって特別展示やワークショップイベントを行っているんですよね~、4月は何があるんでしょうか?

4/20 から びじゅつかん で ぱでぃんとん てん やっているよ。
ぱでぃんとん も ぐんまのもり きにいって くれるかな。うふふ。

群馬の森で暮らす“くま”の妖精と、世界各国で愛される紳士な“くま”との出会い……素敵ですね!

会期は4月20日から6月23日までの午前9時半から午後5時まで(最終入館は午後4時半)。
月曜日が休館日となっていますので、HPなどチェックしてから見に行くことをお勧めします!

5月にはパディントンさんと写真を撮れるイベントや記念講演会などもあるんですって。

後編の記事では、ぽくぽくさんと一緒に美術館の展示も見に行ってみましょうか!

ぽくぽく の きじ は こうはん に つづくよ。おたのしみにね ふにふに ぽくり。

くまのパディントン(TM)展

会  期  2019年4月20日[土]-6月23日[日]
 午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)

休 館 日  月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日

会  場  群馬県立近代美術館 展示室 1

観 覧 料  一般:820(650)円、大高生:410(320)円 
 *(  )内は20名以上の団体割引料金
 *中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料

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この記事に関連するメンバー

西 涼子

どうも、こんにちは!
群馬県でフリーのライターをしている西(編集長)です!
地域を盛り上げる力は市民から!ということで、
イチ高崎市民の目線から、高崎市の魅力を発信しています。

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