上毛新聞社主催『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』が開催されました
「若者定住 ローカルメディア・プレイヤーからの提言」をテーマに、県内のローカルメディア運営者が語り合う公開トーク『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』。高崎市の豊かな暮らしを発信するWEBとして『高崎で暮らす』も想いを語らせていただきました。トークの様子と、一周年を迎えての想いについてお伝えいたします
2019.07.26
『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』
ぐんま愛、ここに生きる
2019年7月23日、「若者定住 ローカルメディア・プレイヤーからの提言」をテーマに、県内のローカルメディア運営者が語り合う公開トーク『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』が開催されました。主催を務めたのは県紙「上毛新聞」を発行する上毛新聞社。このまちで暮らす方にとって身近なマスメディアであり、地域のきめ細やかな情報発信を得意としています。
『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』は上毛新聞社による“紙面を飛び出した試み”で、若者定住プロジェクト『ぐんま愛』の一環として企画されました。Uターン就職や移住の魅力を訴える「マスメディア」と「ローカルメディア」が一緒になって、このまちの未来・メディアの在り方について語り合う――今までになかった新しい挑戦となりました。
*『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』イベントページはこちら
㊗1周年!!(1ヶ月遅れ)
今回の更新では新企画である『ローカルメディアナイト』のご報告と『高崎で暮らす』の想いについてをお伝えいたします。1年たってもへたっぴな編集長トークですが、どうぞお付き合いくださいませっ
ローカルメディア紹介
今回の公開トークでは当WEBサイト『高崎で暮らす』の他に2つのローカルメディアサイト、その編集に携わる方が集まりました。
*「群馬のニュー&オールドカルチャー」を紹介するウェブメディア「gooma」 (編集長:市根井さん)
*下仁田町の魅力を発信する冊子「おてんま」 (編集部:高野さん)
全員が20代という若き編集者たちのトークを支える司会者は、上毛新聞社に勤めながらも個人でローカルメディアを運営する須藤さん。その他、会場にお集まりいただいた皆さんの中には「ローカルメディアを運営している方」や「運営を検討している方」「まちづくりに携わっている方」など地域に関心の高い方にお越しいただき、“ローカル(メディア)プレイヤーの集い”となりました。
*前橋市の「東(あずま)地区」に特化したウエブサイト「あずまある」 (編集長:須藤さん)
トーク詳細は8月16日の上毛新聞紙面・WEBサイトにてご覧いただけます。まだまだ語られることの少ないローカルメディアの話。会場を包んだ熱気ごと伝わる紙面を、楽しみにお待ちください。
媒体やターゲットは違えども、同じ想いをもって活動するローカルメディアプレイヤーの皆さんたち。終始笑いながらのトークには恐ろしいほどの熱量が込められていましたよ!
『高崎で暮らす』
1周年を迎えて
先月の6月25日をもって、1周年となった『高崎で暮らす』。インタビュー記事数は40本を超え、コラボ企画の開催や公の場にてお話をさせていただく機会も徐々に増えてまいりました。その中で最も多くいただく質問は「なぜ、中小企業のリフォーム会社がメディアを運営しているのか?」というものです。1周年という節目を機に改めて考えた『高崎で暮らす』の存在意義とは何でしょうか。皆様にお話させていただければと思います。
高崎市でリフォーム&リノベーションを手掛ける(株)正和は、『高崎で暮らす』を運営する企業です。会社が保有するメディア「オウンドメディア」の運営は県内でも珍しく、特に“モノづくり企業”である建築会社にとってなじみのあるものではありません。
しかしながら、加速する人口減少と若者世代の流失は“このまちで暮らすこと”を脅かしています。より良い建物をつくることも、美しいインテリアを揃えることも、“暮らす人”の存在なくしては成り立ちません。「豊かな暮らしを提案する建築の会社として、できることは何だろうか?」情報社会と称される今の時代だからこそ、WEBサイトを通じて豊かな暮らしを発信することを決めたのでした。
古い建物をリノベーションによって再活用すること、お家の修繕を行うこと、リフォームを計画し“住みよい暮らし”を実現すること――「豊かな暮らし」を形あるものとして実現する“本業”と変わらぬ想いが『高崎で暮らす』を動かしています。日々「暮らし」のことを考える私たちが見つけた、真に豊かなまちの風景……笑顔で暮らす家族の在り方や、生き生きと働く人の姿など、このまちで暮らす“人”の中に“暮らしの魅力”があると感じています。
『高崎で暮らす』はこのまちで暮らす人々の足跡をたどり、まちの風景を共に見て、これからの暮らしを考えるメディアです。インタビューを通じて感じるのは、「暮らし」は地域に人に深く根付いているということですね。このWEBサイトも、地域に人に根付いてゆく――そんなビジョンをもって、2周年目も高崎の暮らしを綴ってゆきたいと思います。
自分、不器用ですが、「豊かな暮らし」への想いは熱いッス!
「ローカルメディアナイト」で見つけた「ぐんま愛」
それでは、県内のローカルメディアプレイヤーたちはどのような想いで地域の情報発信を行っているのでしょうか。その答え合わせをし、さらなるステップを踏む場が『ローカルメディアナイト×ぐんま愛』でした。文字起こしなどはないため不正確なところも多々あるかと思いますが、会場内で感じたことをレポートしていきたいと思います。
「gooma」を運営する市根井さんは、県内でフリーのライターとして活躍されています。観光記事や面白い人の話など、若者にとって身近な話題とラフな記事スタイルが特徴です。今回は「若者に伝わる情報発信とは?」という、全てのメディア関係者が(もしくは全ての業種の人が)気になるであろう問いに、「まずは面白いことが大事じゃないでしょうか」と提言していただきました。読者の皆さんもぜひ、ご自身のライフスタイルを思い返してみてください。私たちがSNSを見たり、ゲームをしたり、友達とおしゃべりするのは「面白いから」ですよね。市根井さんは「『gooma』では、若い人が好きな”派手さ” “新しさ” “面白さ”を意識して記事を書き、本当に伝えたいことはそっと入れるだけにしています」とのこと。「地域って面白いから、関わってみようかな」そんな自然な流れを大事にするメディアだということが伝わるトークでした。
「おてんま」編集部に所属する高野さんは、下仁田町出身の埼玉県在住者。夢のために県外で暮らす選択をした彼女は、県内の中でも人口減少が激しい地元に対し「地域と繋がっていたい、自分にできることをしたい」と「おてんま」の編集活動を続けています。地元の風景をこよなく愛し、地域の人との繋がりを大切にする高野さんのトークでは、「若者が暮らせるまち」の条件について焦点が当てられていました。「『おてんま』を通じて、下仁田町の人が不安に思っていることも共有したい」「若者が働けて、暮らせる環境づくりが大事だと思う」「県外に住む若い人とも繋がれる冊子になりたい」……若者・地方のリアルを県内・県外の視点から語ってくれました。移住・定住の先にどんな未来を提案していけるのか。行政やローカルメディアプレイヤーが果たすべき役割を考えるときに、非常に重要な課題を提示していただきました。
また、今回の企画には登壇者以外の「ローカル(メディア)プレイヤー」の力があったことをお伝えしたいと思います。市役所・町役場で働く方や、地域の中で活動する学生、自営業の方、ローカルメディアに初めて触れた方…まさに“同じ空のもとで暮らしている”というゆるい繋がりによって、素晴らしい機会を創出する大きな力が生まれていました。本当に、凄い。多くの参加者より「次回はありますか?」という声が上がる地域・人々の暮らしは“豊か”であると感じます。
トーク詳細内容については上毛新聞紙面・WEBサイトでの公開をお待ちください。登壇者・参加者の両方から様々な問題提起があったことは、ローカルで暮らす私たちにとって幸せなことだと考えます。各々の「ぐんま愛」を、いかに組み合わせて形にしていくか。『高崎で暮らす』が発信する「豊かな暮らし」を実現するために、多くの方と共に歩んでいければと思います。
ローカルメディアナイトのレポート、いかがでしたか?「次回」についての情報はまだありませんが、きっとまた地域の中で言葉を交わしあう場は生まれると確信しております。(だって、しゃべってる方も聞いてる方も「たのしい」って顔してましたし)
眉間にしわを寄せずに、目じりにしわを寄せて地域を考える。さあさあ皆さん、一緒に素敵な暮らしを叶えに行きましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました!!
この記事に関連するメンバー
西 涼子
どうも、こんにちは!
群馬県でフリーのライターをしている西(編集長)です!
地域を盛り上げる力は市民から!ということで、
イチ高崎市民の目線から、高崎市の魅力を発信しています。
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