高崎市上小鳥町 ”そうじ”×人材育成のプロに学ぶ、まちの暮らしを良くする方法
今回は『株式会社 そうじの力』代表の小早祥一郎さんにインタビュー。東京から高崎を選んで移住した高崎好きの彼は「そうじ×人材教育のプロ」なんです。そうじに学ぶ“次の時代にとって大切なこと”とは何か。高崎の暮らしを良くする方法を聞いてみました。
2018.12.21
清掃と高崎市
高崎市と美しさ
美しいまち高崎市。県内の倉渕地域から新町地域までを占める広大なわがまちは、多様な地域性を持っているのが特徴だ。勇壮な山々と四季を感じる自然、土地ごとに特色のある景観、豊かな暮らしを満喫する人々の様子。まちの美しさからは人工的につくられたものではない、自然に育まれてきた温かみを感じることができる。
しかしながら、このまちの美しさを次代へと守り続けていくためには、高崎で暮らす私たちのたゆまぬ努力が必要だ。道端のゴミ拾いや山林への植樹、環境保全のための取り組みや暮らしの中のルール作り。明日の暮らしの豊かさを願い、未来のまちに暮らす人を想って “今、私たちにできること” からコツコツと取り組んでゆきたい。
『株式会社 そうじの力』
私たちがまちのためにできる“具体的で簡単に取り組める例”に、ゴミ拾いや整理整頓などのそうじが挙げられる。より良い暮らしのために、より良い企業活動のために、より良い人生のために……いかなる場所場合でも「そうじをして損」なことは一つもない。
今回の取材先はそんなそうじの素晴らしさに着目して人材教育を行う『株式会社 そうじの力』代表の小早祥一郎(こはやしょういちろう)さんだ。彼は「コミュニケーションとしてのそうじ」を通じた社員教育・社内改革を行う教育のプロ。「積極性や自主性ある人材を育てる」活動を10年、このまちで続けている。
加えて、小早さんは東京から高崎を選んで移住してきた「高崎が大好きな市民」の一人。“人をみるプロ、環境を変えるプロ”が見つけた私たちのまち・高崎市の魅力とは何だったのだろうか。小早さんが教えてくれる「そうじの力」と “次の時代にとって大切なこと” から、高崎の暮らしを良くする方法について考えてみよう。
年末といえば大そうじ!「そうじのコツ」ならぬ「そうじで成長するコツ」を小早さんに教えてもらいました。片付けが苦手な編集長も真面目に取り組もうと思ったプロのお話、ここだけの話ですからね!市内…いや、県内だけ!
高崎市とのご縁
仕事、まちとの出会い
高崎市上小鳥町。榛名の山道を通って高崎市と吾妻郡を繋ぐ県道28号が通るまちは、“田舎”と“都会”の中間に位置している。一歩進めば環状線や高前バイパスに出ることができ、地元の商店街や大型店へのアクセスは良好。一方で早瀬川の流れと豊かに実る田畑も近い。美しい自然の風景はこのまちの日常へ溶け込んでいる。
「大正解でしたね、高崎市に来て」と笑顔の小早さん。生まれも育ちも高崎市ではないという彼が、このまちの暮らしを好きになった理由とは何だろうか。『株式会社 そうじの力』設立のきっかけと、わがまち・高崎市とのご縁について聞いてみよう。
「私は高崎に血縁も地縁もなく、10年前に東京から移住してきました。父親が転勤族で、小さい頃から神戸、名古屋、千葉、インドネシア、東京――と転勤の嵐。ふるさとがなかったんですよね、私には。だからこそ、子供たちには“田舎すぎず都会すぎない、安心して暮らせるふるさと”を作ってあげたいと思っていました」
「それと同時に、会社から独立したいという気持ち抱いていたあの頃。元は大きな企業の企画や人事を担当していましたが、なんとなく仕事に“つまらなさ”や“もやもやした気持ち”を感じていたんです。特段自分なりの武器や能力を持っているわけでも、やりたいことがあるわけでもなかったんですが、都合12年勤めていた会社を退職し独立。その5年後、色んなご縁があって高崎に移住して『株式会社 そうじの力』の活動を始めました」
独立を考えた当初には「そうじの“そ”の字もなかった」と話す小早さん。働く場所、暮らす土地……5年の間、自分を見つめ悩む日々はどんなものだったのだろう。会社を辞めた直後、小早さんに訪れた転機は茨城県にあった“経営道場”での出会い。同じく独立を目指す仲間や先生との出会いが、小早さんを今の仕事へ導いていった。
「始めようと思っていた仕事がうまくいかずに、不安定だった退職直後。私は茨城県の“経営道場”へ通うようになりました。そこで企業研修や人材育成の講師をされている先生が私を見て一言、『小早君には理念がないからふらふらするんだよ』とアドバイスをくださったんです。漠然と独立を考えていた私には理念も目標もない状態で、その言葉は腑に落ちるものでした。そこから先生のアシスタントをすることで退職後のキャリアをスタートさせ、人材育成を手掛ける講師となり……その間もずっと『先生の真似ではなく自分自身の理念、進む道とは』と頭を悩ませていたことを、今でも覚えています」
前職の仕事で抱いていた晴れない気持ち。その原因は「仕事をする意味」や「自身の進むべき道」がわからないことにあったという。尊敬する先生との出会いの中で、自分自身と向き合い始めた小早さん。「理念を教える仕事」をしながら、自分自身の理念を追求する日々が続いた。
「結局、自分の理念らしいものがわかってきたのは活動を初めてから3年ほど経ってから。なかなか、頭の中だけで考えても『やりたいこと』や『やるべきこと』は見つからないものですね。常に行動しながら、自分を振り返りながら未来を考える……そうしてたどり着いたのが、今の仕事であり、高崎のまちでした。というのも、私に多くのアドバイスをくれた“経営道場”の仲間たち。その多くが高崎の人だったんですよ!」
仕事との出会い、そしてこのまちとの“馴れ初め”は不思議な繋がりがきっかけだった。理念を探す中で見つけた仕事とまち。ここから小早さんの新たな活動がスタートすることとなる。
積極的に活動する市民との出会いが移住のきっかけになるなんて素敵ですね!まだまだ、“縁”のあるまち・高崎と小早さんのエピソードは続きます
ふるさと高崎市
少し話を戻して独立前。小早さんが高崎市で暮らし始める前の“まちの印象”について伺ってみるとする。移住を考えていた小早さんの背中を押した要因は何だったのだろうか。
「“経営道場”の仲間と知り合った頃は仕事も不安定でしたので、しょっちゅう仲間を訪ねて高崎へ遊びに行っていました。当時私が暮らしていたのは東京都練馬区。関越自動車道を走れば1時間ほどで高崎へ行くことができますよね。東京からのアクセスもよく、次第に馴染みのあるまちになっていきました。それから、仲間の『公園のトイレそうじをする』活動に加わったのも大きかったかな。国道17号と環状線の交わる場所の側にある“北三公園”のトイレをボランティアでそうじしていたんですよ。毎月1回、朝6時から」
早朝4時半に家を出て、仲間と共に公園のトイレをキレイにする――まだ「高崎へ移住すること」も「そうじに関する仕事をすること」も考えていなかった頃の小早さん。偶然が繋いだ縁があったと振り返ってくれた。通うにつれて、都会志向でなかった小早さんに高崎のまちの良いところが見えてきた。暮らしやすいまち、高崎市。訪れ触れるたびにじわじわと良い味が染み出してくる。
「大都会東京ではずっと暮らせないなと思っていた時に、仲間から高崎の借家を紹介してもらいました。それが今の事務所であり自宅ですね。毎月そうじをしている北三公園よりも少し静かな上小鳥町の雰囲気が気に入って。子供を育てる環境としても、全国にお客さんがいる私の仕事の拠点としても良かったんです。『じゃあ、ここにしようか』とすんなり移住を決めました」
今ではすっかり、高崎のまちに慣れたという小早さん。なにより嬉しいのは子供たちがふるさと・高崎を受け入れていることだそう。「このまちは最高ですね」と小早さんの一言に、取材をする方まで嬉しくなってしまう。
「移住した時には小さかった子供たちも、今じゃすっかり“高崎人”です。女房と子供、揃って上州弁というか。閉鎖的じゃない地域性にも助けられて地域との交流も盛んですし、仕事で国内を飛び回る私にとってもアクセスがいい。まさに“絶妙”ですね。将来子供たちが別の地域へ行くとしても『出身は群馬県の高崎市だよ』と言えるでしょう。それって凄く、いいですよね」
そうじとのご縁
理念を探せ
高崎で暮らし始めた小早さん。修業時代とも言える独立前、彼が見つけた理念とは何だったのだろうか。そうじとの出会い、仕事の中の“核となる想い”について伺ってみた。
「理念というのは『究極の目的』ですよね。企業理念であれば『何のために事業をするのか』『何のために存在するのか』ということ。私は『何のために仕事をするのか』という問いに『この世の中を、皆が互いに協力し合える社会にすること』と答えを出しました。それぞれが自立して、自分の使命に向かって最大限の力を発揮できる世の中……結果論ですが、先生と共に取り組んでいた人材育成や企業研修はかっこうの“理念を叶える手段”でした」
ここで少し、小早さんの仕事を紹介しよう。『株式会社 そうじの力』が行う企業研修は、一般的な座学の研修とは異なり実践的だ。というのも、研修の中で積極性や自主性、そしてコミュニケーション力を養うためにそうじを取り入れているのである。誰もが行うそうじ、その中に生まれる“相互理解”としてのコミュニケーション。常に「行動しながら理念を探してきた」小早さんだからこそできる、オリジナルの研修だった
「企業研修にそうじを取り入れる前、『理念は掲げているだけじゃだめだ、実践しなければ』と思う場面が度々ありました。全員が行動できるようなワークが必要だったんですね。そんな時、知人から『そうじをすると人生が変わるよ』とおススメされて。そうじが好きでも得意だったわけでもないんですが、何か心に刺さる部分を感じてごみ拾いやトイレそうじ、身の回りの整理整頓をしてみたんです。すると、そうじという『行動の起こしやすさ』や『成果のわかりやすさ』を実感して……研修に使えるかなとひらめきました」
企業研修の一コマとしてそうじをしてみる――小さな思い付きだったが、小早さんの中でピースがぴったりとはまったような感覚があった。実際に研修へ取り入れてみると、トイレそうじや会社周りのゴミ拾いが研修者に「問題から逃げない体験」を与えてゆく。そうじを活用したプログラムの手ごたえ、それからオリジナリティある研修の面白さを感じたそうだ。
「自発性、自立性、積極性、行動力……そうしたものを身に着けるのに、そうじという“簡単なアクション”はちょうど良いですよね。実際、世の中を見ていると『5S』という言葉もあるように、色んな意味でそうじは重要視されています。環境が良くなれば仕事の効率も気分も上がりますから、良いことづくめだと思っています」
次第に業務を理念研修からそうじによる研修へと絞っていき、現在の研修方法が完成したという。職場環境を整えながら自分自身を省みる――そんな“一石二鳥”とも言える取り組みは、全国へと広がっていった。
「やっぱり、綺麗好きなんですか?」と小早さんに訊ねると「全然そんなことはないですね、普通というか、めんどくささが先立ちます」と意外な返事。だからこそ、そうじと真剣に向き合うことに大きな学びがあるのかもしれません。「私もめんどくさくて……」とおもったあなた、チャンスですよ
そうじはコミュニケーション
「そうじの力って凄いなと感じることはまだあって……『コミュニケーションとしてのそうじ』の力、ご存知ですか? 」
研修のプロ、小早さんが驚くほどの「そうじの力」。そこには昨今何かと話題にされる“コミュニケーション”を活発にする力があるという。こだわりの研修方法と合わせて詳しく聞いてみた。
「組織の中でのコミュニケーションツールとして、そうじは非常に役立ちます。社長から課長、専務、平社員まで一緒になって同じ作業をして、『これはどう片づけたらいいか』というような会話も生まれる機会。実務の中だと上下関係や仕事内容が関係して、真のコミュニケーションを取るのって難しいんですよね。『相互理解』ができるコミュニケーションとしてのそうじ、組織を良くする素晴らしい手立てだと思いませんか? 」
小早さんはコミュニケーションの本質は「相互理解」であるという。確かに、そうじは立場や知識の差に捉われることのない共同作業、生まれるコミュニケーションも自然なものだろう。それゆえに、小早さんの研修は「社員全員参加」が基本だ。「うちの社員を教育してやってくれ」……そうした社長からの依頼はお断りしているという。
「やっぱり企業は社長が中心ですから、特に中小企業は。社長が率先して動かなければ社内は変わらないですし、そうじで一番コミュニケーションが円滑になるのは“社員と経営者”のコミュニケーションなんです。皆フラットな関係で作業ができること、それが一番の醍醐味なんですよ」
「そうじというのはあくまでも手段で――計画すること、企画すること、自発的に取り組むこと、コミュニケーションを活性化させることが目的です。企業によって効果の出方は様々ですが、間違いなく社内は活性化しますね。ご依頼される社長さん方は、皆社員に投資したいという想いのある方ばかりなんですよ」
次に紹介する研修事例では、様々な効果――残業時間の減少や人手不足の解消、売り上げの上昇など――を見ることができる。これらは狙って出た効果ではなく、社員と向き合う感度の高さが引き寄せた結果の一部なのだ。売り上げ、数字、目に見えない大切なものへ影響を与えるそうじの力。普段の生活の中へ活かせることもありそうだ。
「群馬県をもっと盛り立たせたいという気持ちがあって」と小早さん。仕事や講演の依頼で県外に行く際には群馬の良さをアピールする活動もしており「群馬の親善大使になりたいですね、地元出身じゃないからこそ伝えられる想いがありますよ」とのこと。
負けてられないぜ、高崎っ子!と思う編集長でした。
そうじの成果
それでは実際に、そうじの力で社内が改善したという事例についても紹介をいただこう。一企業の話は私たち個人の話へ、社会へと繋がってゆく。小早さんのメソッドを、ぜひともこのまちの暮らしに活用してほしい。
「例えばとあるバス会社の事例。これはそうじをすることで心境の変化があった例なんですが、車内事故が減る効果があらわれました。車内事故――バスの中でお客さんが転んだりして怪我をするというのは、多くが運転手の注意不足を原因としています。『お客さんが座ったかを確認してから発車』して、『停車前に立たないようアナウンス』すれば事故は減りますからね。そうした丁寧な仕事が身に付いたのは、そうじを行ったことがきっかけだそうです。座面クッションを外して清掃したり、換気扇のファンの裏まで磨いたりすることで、細かい部分まで目につくようになるというか。運転手さん自身も、変化に驚いていましたね」
「それからそうじによるコミュニケーションの活性化で良くなった会社さんも一つ。仕事柄、仕事場が粉塵まみれの会社さんで研修を行ったのですが、過酷な職人作業と汚れた職場は若手の退職者が多かったそうです。研修が始まって職場が綺麗になると、まず若手が仕事を嫌がらなくなりました。それから、そうじは誰でもできるので……社内に“若手の活躍の場”をつくることに成功したんです。職人の世界、仕事で一人前になるには5年10年と時間がかかります。それでも、そうじを頑張ることで若手のやりがいやリーダーシップを発揮する場が生まれる。ベテランの職人さんも若手を見直して、社内の雰囲気も良くなる。まさに、そうじをツールとして社員を育てた事例だと思います」
話を聞く中には“会社存続の危機”をそうじの力で乗り切った事例もあるという。もちろん、そうじや整理整頓が直接売り上げに繋がったり、宣伝になったりするわけではない。しかしながら、きれいな現場は会社の評判を良くし、一人一人が活発に行動する土壌が会社の危機を乗り切るパワーをつくり上げてゆく。道のりは長いかもしれないが、「そうじに学ぶ」ことは確実な種まきなのだ。
「素足で入れるほどの綺麗な現場を実現した会社では、社長が倒れ社を不在にするという“会社の危機”も社員一人一人が力を出し切って過去最高の売り上げを記録する躍進をみせました。研修では問題を放置せずに行動する力を養います。計画をたてて企画書を書いたり、リーダーを輪番で回していったり。何気ない日常の中に学びの時間を作ることで、鍛えられる力があったんだと思います」
そうじの力
組織の、まちの中で活きる力
コミュニケーションの重要性が盛んに叫ばれる今。そうじに着目した小早さんに聞く“次の時代にとって大切なこと”とは何だろうか。そうじを通じて実現させたい理想の社会と、私たちのまちの未来を重ねて見てみよう。
「もっともっと、世界中の会社がそうじをすればいいですね。海外だと外部業者に委託する企業も多いですが、コミュニケーションは生まれません。ぜひ、そうじという機会も活かして欲しいと思っています。それから、冒頭で理念をもって行動することの大切さをお伝えしましたが、その第一歩としてそうじをしてみるのもありだと思います。毎日小さなことでも誰かの役に立つこと。そうした手ごたえを感じながら暮らす中で『自分の理念ってこれかなぁ』と思うものが見つかるかなと。私もそうでしたが『実践行動をしながらの理念探し』、おすすめです」
「高崎に来て10年、本当にこのまちが好きです。私は子供の頃からあちこち引っ越していたので様々な地域性に触れてきましたが、高崎市の人はオープンだと思います。凄く、人がいい。昔から中山道の宿場町で色んな人が行き交う土地だったというのもあると思うんですが、地域のつながりや交流が盛んですね。私の住む上小鳥町ではつい最近、町民運動会があったんですよ! これがまた凄い盛り上がって……。だからこそ、新たな挑戦をしたい人へ移住することを勧めたいなと思っています。小さな一歩を踏み出すのに向いているまち、高崎ですね」
美しいまち、高崎。その美しさはやはり、まちの魅力である“人”が支えていた。小早さんの言葉通り、新しいことを始めるのには適した活発な地域が多いだろう。これからもそうした開かれたまち、明るいまちでいるために、私たちも一つ一つ、目の前の小さなことから“暮らしをより良く”するために取り組まなければならないことがある。
あなたの明日が、より良くなるために。わたしの明日をより良くするために。
このまちを良くする小さな行動一つが、高崎で暮らす人へ向けたメッセージだと思う。
株式会社 そうじの力
住所:群馬県高崎市上小鳥町373番地6
電話:027-315-2333
この記事に関連するメンバー
西 涼子
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群馬県でフリーのライターをしている西(編集長)です!
地域を盛り上げる力は市民から!ということで、
イチ高崎市民の目線から、高崎市の魅力を発信しています。
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