ささえる

高崎市上豊岡町 仕事と暮らしのいい関係 “あなたらしさ”を支えるサロン 

高崎市上豊岡町の“まつげ美容”専門店『HOWDY(ハウディ)』にて、アイリストの浦野さんにインタビュー!10年間個人経営のアイラッシュサロンを続けてきた「まつげのプロ」に、まつげエクステやラッシュリフトの施術を通じて伝えたい「技術への情熱」と「美」が支える暮らしについて語っていただきました。

2022.04.12

暮らしと仕事

淡いイエローのコンテナハウス。おしゃれな雰囲気漂うここは、一体何のお店でしょうか?

高崎市のバランス

多様性のある高崎の街。流通の拠点として人や物が行き来してきた町の文化を活かし、商業面や文化面の多文化・国際化が進められている。

一方で、「ジェンダー」の問題や「働き方改革」に代表される“仕事と暮らしの多様性”については、課題が多く残されている。これまでも多様な暮らしを支えてきた高崎の街に、さらに踏み込んだ変革・支援が必要だ。誰もが自分らしく暮らせる街として、仕事も暮らしも楽しめる自由なまちの在り方を考えてみたい。

 

わくわくするサロンの中で、アイリストの浦野さんへお話を聞きました!可愛い写真も盛りだくさんのインタビューです。

アイラッシュサロン『HOWDY』

高崎市上豊岡町の住宅地にある“まつげ美容”の専門店『HOWDY(ハウディ)』。アイリストの浦野真美(うらのまみ)さんは、10年間個人経営のアイラッシュサロンを続けてきた「まつげのプロ」だ。まつげエクステやラッシュリフトの施術を通じて伝えたい技術への情熱と、美が支える暮らしについて語っていただいた。

暮らしと仕事は分けて考えられるものではなく、どちらも充実してこそ意味がある。生き生きと語られる浦野さんの言葉からは、常に自分らしくあることの大切さが伝わってきた。これからの自由なまちづくりに繋がる“熱”を教えてくれるインタビューをご紹介しよう。

女性も男性も、「まつエクを付けたことがない」人にも見てほしいアイラッシュサロンのインタビュー👀✨浦野さんの職人魂とまつげの力をご紹介していきます~

まつげのちから

写真中央に細い「まつげ」が見えますか? 一本一本を丁寧に扱うプロの仕事に迫ります!

私らしい“目元”とであう

地元・上豊岡町の自宅でサロンを続けてきたという浦野さん。2021年にリニューアルオープンを行い、現在のコンテナサロンで営業を続けている。まずお聞きしたのは「まつげ美容の道へ進んだきっかけ」について。浦野さんが感動したという“目元”とであった話を伺った。

「私がサロンを始めたきっかけは、やっぱり自分がまつエク(まつげエクステ)を始めたからですね。昔は『つけまつげ』が流行っていて、二枚重ねて付けるような時代がありました。だんだん時代や年齢と共に落ち着いてきて、『まつげパーマもいいかもな』と思っていたとき、美容師さんからまつエクの存在を教えてもらったんです。毎日付けるつけまつげやマスカラと違って、まつエクは洗っても落ちない。お風呂に入っても洗顔をしても“私の目元がある”ことに感動し、そこから『この感動を伝える仕事がしたい』と技術を習い始めました」

まつげエクステとは、自らのまつげ一本一本へグルーを用いて「人工まつげ」を装着する技術のこと。両目合わせて120~180本程度のまつげを、目元という気を使う箇所へ付ける集中力が必要な作業だ。「とにかく初めの頃は人に頼んで、練習させてもらいました。慣れない頃は100本つけるのに2時間半くらいかかったかな」と浦野さん。施術を受けるお客さんもベッドで動かず寝ているのは大変だと、スピードアップのために腕を磨いてきたという。

「(前職の)看護助手の仕事をしながら、アイリストとしてのスキルを身につけました。子育てやパートと掛け持ちして働く時期や、言葉の通じないお客さん相手の出張施術など、色々な下積み経験があって今に至ります」

「私がまつエクを好きなこともそうですが、この技術で人に喜んでもらいたいという気持ちが“今まで続けてこられた理由”ですね。結構(その他のことは)続けられないし、細かい作業は苦手なんですけど、まつげだけは飽きなくて面白いです。今は仕事をサロン一本に絞って、時間があれば新たな商材の研究や技術の習得に力を入れています」

浦野さんのプライベートサロンは人が人を呼び、口コミのみの営業でお客さんが通っている。“How do you do”を略した気さくな店名が示す、浦野さんの明るく親しみやすい人柄も魅力の一つだろう。「今は色んなカラーやデザインのまつげがあって……」と熱を込めて語ってくれた浦野さん。彼女がまつエクにであったときの感動は、サロンに通う多くの人たちへ伝わっている。

 

オシャレな店内は「私の好きな物だけで内装を固めました」というこだわりの空間。どこを撮っても画になります!

How do you do?

続いて伺ったのは、サロンの特徴について。「実はお客さんの平均年齢が高めです」と話す浦野さんへ、サロンから見える景色を語っていただいた。

「よくお客さんから聞かれるのは『私みたいなおばちゃんでも、まつエクをつける人はいるかしら?』という年齢の話。うちはお客さんのほとんどが50~60歳で、60歳以上の方も多くいます。常連さんが多く、個人サロンだということも関係しているのかもしれません。まつエクに年齢は関係ないなって思いますね」

親子で通う家族や、まゆげを整えにくる男の子もいると話す浦野さん。まつげを持ち上げる施術のラッシュリフトや美容液を使ってまつげを育てる人も多く、目元の印象に気を使う人は幅広くいるのだそう。目の形がそれぞれ違うように、似合うまつげの形やデザイン・色も多種多様。それぞれの「理想の目元」を探しながら、対話する中で施術を進めていくという。

「よく『目元が変わると印象が変わる』と言いますが、私もまさにそう。まつげがない時の顔は印象が薄くて、今ではもう“まつエクを付けた顔”が自分の顔です。長年色々試す中で、自分にしっくりくるデザインに落ち着きましたね。まつげって小さいパーツですが、そこが変わるだけで、すごく可愛く華やかになれます。お客さんにもどんな顔になりたいのか、それぞれの目に合う形を提案しながら、好きな目元を探してもらいます。『銀河鉄道999のメーテルにしたい』という子には、目尻のまつげを長くしたりね(笑) 皆さんまつエクを付け終わって鏡を見せると、凄く驚いて喜んでくれて。その顔を見るのが嬉しいんです」

好きな服を着ることやお気に入りの音楽を聴くことが暮らしの幸せを作るように、「自分が好きな自分」を鏡で見られることは笑顔を作る。「今日は美容デーなんです、と来店される方は多いです」と浦野さん。美容院やネイルサロン巡りで自らを労わり、至福の時間を過ごす人もいるそうだ。プライベートサロンだからこそ、誰に気遣う必要もない。すっぴんで来る女性やラフな服装のお客さんが多いというサロンの特徴も『HOWDY』ならではの強みだろう。

「以前自宅でサロンをしていた時には、近くのスポーツジムに通う方が多く来店されました。運動して汗をかくと、目元のメイクが落ちてしまうので、まつエクがあればメイク要らずだと喜ぶ方が多かったんです。今はマスク生活になって、顔の印象を決めるのは目元になりました。まつエクが忙しい方の役に立てばと思います」

「またコロナ禍になったことで、『個人サロンの方が安心だから』と来てくれるお客さんもいます。(そういう気持ちに応えたいと思って)予約人数を絞ったり、換気や自分の体調に気を付けたりしていますよ。皆が安心できるサロンでありたいです。せっかく私を選んで来てくれたお客さんなので、一人一人を大事にしていきたいと思っています」

コロナ禍になって「どこで、何をするか」吟味することが増えました。日々大変なことはたくさんありますが、この機会に地域の場所やお店へ目を向けてもらえれば嬉しいな~と思う編集長です。

サロンを通じて叶えたいもの

真剣な眼差しで作業に集中する浦野さん。
思わずシャッターを切ると「まつエク、横から見た時も可愛いでしょ?」と笑ってくださいました(キュン)

「人生一度きりだから」

仕事についてインタビューを進める中、浦野さんは自身の「変化」について話してくれた。ダブルワークや子育てと両立させながらサロン運営をしてきた浦野さん。ある友人からのメッセージが、心の中の支えになっているという。

「仕事をしながら美容師免許取得のために通学したり、子どもを幼稚園のお迎えに行った後で施術をしたり。忙しくて大変な時期もありましたけど、『働いて、まつげして、充実してる!』って感じの毎日を私は気に入っています。 仕事以外でも子育てしながらダンスを習ったり、最近はやりたかった乗馬にチャレンジしたり。年齢は関係なく、やりたいことは何でもやろう!がモットーですね。心の中で思ってるだけじゃもったいない、とにかく動こうと思っています」

“やりたいことをやれ” “人生一度きりだから”

そんな言葉をくれた、今は亡き友人の存在が自身をアクティブにさせるという。個人サロンを始めることやリニューアルオープンも、新しいことを始める前に「やっていけるのかな」という不安はあった。それでも「諦めるくらいなら」と挑戦した結果が、新たなお客さんとの出会いやお客さんの喜ぶ顔を見ることに繋がった。

「お客さんは高崎の方が多いですが、安中や太田、桐生の方もいらっしゃいます。年齢はバラバラで、話す内容も孫の話や嫁の話・子供の話と様々。それでも月に一度通ってくれるお客さんとは、誰とでも友達のように『元気だった?今日はどうする?』と盛り上がりますよ。まつげのことだけでなく、お客さんと話せることが喜びですね。人に会える仕事の楽しさを実感しています」

「今後は豊岡周辺の地域の人たちに、サロンを知ってもらえたら嬉しいですね。まつエクって取れちゃうものだから、サロンが近いことはお客さんのメリット。『まつげの真ん中が剥げちゃった……どうしよう!』って時の気持ちはよくわかるので、自宅サロンの強みを活かしてサポートしたいと思います。今はご近所さんが通ってくれたり、近くの会社の方が来てくれたりしています。地域の色んな世代の方が来られるようなサロンになりたいです」

 

「今後はヘッドスパも導入したくて、その準備を少しずつ進めています」と教えてくれた浦野さん。挑戦を楽しむ様子が伝わる笑顔に勇気をもらいました!

話上手、聞き上手な浦野さん!ロングインタビューがあっという間に終わってしまいました。
リラックスできて、毎日に元気をくれるサロンがここにあります。

まつエクが応援する「暮らし」

サロンに通う利用者のほとんどは女性。勉強や仕事に励む人、子育てに奮闘する人、趣味や自分磨きに熱中する人など様々なお客さんが訪れる。浦野さんはインタビューの終わりに、サロンを通じて忙しい女性を助けていきたいと話をしてくれた。自身の子育て経験や仕事を振り返りながら話す浦野さん。地域の中にある様々な繋がりが、多様な暮らしの助けになっていく。

「私にも小さな子供がいますが、子育て中のママは子どもを連れて外出しますよね。ところが大きなサロンだと周りのお客さんへの迷惑を考えて、 “子連れNG”というお店が多い。私のお店はお客さんと一対一の施術だし、『子供がいるから諦めなきゃ……』と思ってほしくなくて、子どもも一緒にサロンで過ごせるようにしています。狭い空間だから目が届かない危険もなく、子どもたちは皆ママの近くで遊んでいますよ。最近はYouTubeを見て待っている子が多いかな。お客さんからはありがたいと感謝されますし、私も子どもたちが遊ぶ様子を見られて微笑ましく思っています」

「また、子どもを店まで連れてこられないお客さん向けに出張サービスもしています。お客さんのお家に伺って、ソファーをベッド代わりに施術するんです。生まれたばっかりの赤ちゃんが1か月後に行くと凄く成長していたり、人見知りしていたお子さんと仲良くなれたり。お客さんとお子さんの話ができるのも楽しいですね。ママになっても、女性であることは変わりません。『綺麗でいたい、自分が好きな自分でいたい』というお客さんをまつエクで応援したいです」

マスク生活の中で“目元”に力を入れる人が増える中、まつエクは頑張る女性の味方だと話す浦野さん。「家事もメイクも、主婦が考えているのは“時短”。起きてすぐ仕事に行ける顔になっている良さを、色んな人に知ってほしい」と語る。

忙しさの中で孤独になってしまうとき、浦野さんのサロンに通う時間はそっと心を温めてくれるだろう。How do you do?と気軽な挨拶に自分らしく過ごす元気をもらいながら、新しい高崎の暮らしを想像したい。

 

アイラッシュサロン『HOWDY』

〒370-0871 群馬県高崎市上豊岡町57-1
TEL 080-5541-4584

営業時間
9時〜20時(最終受付18時半)

定休日
不定休(年末年始、その他臨時休業あり)

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この記事に関連するメンバー

西 涼子

どうもこんにちは、群馬県でフリーライターをしている西(編集長)です!
地域を盛り上げる力は市民から!ということで、
イチ高崎市民の目線から、高崎市の魅力を発信していきます。

Twitter:nishi002400
Instagram:ni.shi.0024

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